知る人ぞ知る！ ARION のビンテージアナログディレイ SAD-1 です。
現行のSAD-3もどうやら絶版？のようですが、これはARIONがまだ国産で製造していたころの前進企業であるプリンス工業が製造した（正確な資料は御座いませんが記憶では1980年代？）、正真正銘 Made in Japan のアナログディレイです。
今現在、ヤフオクにはそこそこの数が出品されていますが（珍しいですね）、当方が手に入れた当時は探し回ってやっとの激レア品でした。
SAD-3も同時に試奏したのですが、実はディレイタイムはSAD-1の方が長く、パワフルな発振音、ローファイでナチュラルなディレイ音という意味で完全に1の方に軍配があがりました。SAD-3はディレイタイムが短くて、テンポによっては付点8部系のディレイフレーズを弾くことが困難だったりするのですが、SAD-1はディレイタイムが長いので痒いところに手が届きます。

本商品は、当方で使用にあたって若干のMODを加えております。
実はARIONエフェクターはAC駆動より電池駆動の方が音がいいのですがそれはAC電源回路に供給電流をわざと落とすための抵抗器が入っておりまして、そちらをジャンパー線に交換することで、電池駆動時相当の音質でAC駆動するようになります。
その交換の際にあわせて「高輝度青色LED」へ変更、「MOD品」らしくオシャレなツマミに変更しております。回路やその他の電子部品としてはほぼそのままです。
箱や説明書など付属品は御座いません。また、LEDの写真を掲載するためACアダプタとインプットジャックを刺していますが、付属しませんのでご注意ください。筐体はスレや汚れなどありますが、年式を考えますと充分美品であるかとは思われます。
30年以上前のビンテージ品であること、MOD品であることをご承知のうえ、傷等は写真でご判断ください。動作確認済みのためNCNRで宜しくお願い致します。
音質・使い勝手は抜群です。手放すのが惜しい気持ちもあるのですが、システムを変えたあとあまり出番がなくなったので大事に使用して頂ける方の手元に嫁いでくれれば、と思っております。